ベイロマンス カヤックスのオフィシャルブログ。
カヤックにまつわる様々なモノゴトをざっくばらんに綴っていきます☆
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続報☆ELEMENT 湾内テスト走行にて
category: 試作 | author: brk-blog17817
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    JUGEMテーマ:kayak カヌー

    続報☆ELEMENT

    今回は前回に続いて開発中の新艇『ELEMENT』の話題です☆

    前回、シーカヤックマラソンに参加した模様をお伝えしましたが、

    なかなかのハードコンディション&船内浸水によって思うような結果が得られず、

    一体全体?製品版ELEMENTの性能はどうなっているのか??

    という疑問が湧いておりました…。

    そこで、改めて艇の性能について検証すべく、先日三河湾に出向き走行テストを行ってきました。

    テストする内容は、

    直進性、回転性、巡航速度、風があれば風見鶏現象(ウェザーコッキング)の度合いなどです。

     

    型も完成している状態なので今さらテストしてもネェ。。。って感じですけど、

    今後しばらく大がかりな改良に着手しますので、その前に再確認!という位置づけです☆

     

    使用したのは製品版プロト艇01号(画像中央のグレー色のカヤック)

     

    テスト当日、複数の気象予報では午後から風も落ち着き穏やかな海況になると出てましたが。。。

     

    午前中の仕事を終え、いざ三河湾へ〜

    ご参考にエレメントの車載風景はこちら↓

     

    ELEMENTの全長は4.68m(15.4ft)。

    ルーフキャリアのバーの位置がもう少し前にずらせれたらステップワゴンのボディ内にきっちり収まっていい感じ

    になるのですけど、この位置がMAX前です。。。

    ではカヤックを前にずらせば収まるか??

    ベルトを締める位置はカヤックの最大幅付近を中心にして、前後の位置で固定しないと走行中にカヤックだけがすっぽ抜けてしまうのでムリですネ。。。

    ちなみにこのステップワゴンの車体は約4僂曚疋蹇璽瀬Ε鵑靴討△蝓

    この積載方法で地面からカヤックの頂点まではおよそ2.9mの高さになります。

     

    余談はさておき、

    今回は船内浸水しないように対策を実施し、性能には無関係ですがELEMENTのロゴの試作も行ってきました〜

     

    デザインや大きさ、色や位置など、まだ決定ではありませんが、

    とりあえず暫定イメージとしてエレメントの頭文字『E』をデザインして配置。

     

     

     

    ん〜どうでしょう〜??

    カヤックサイズ(長さ)とのマッチングがイマイチしっくりこないかも?

    いや、意外と個性的??

     

    とりあえずこの他にもいくつか案を練ってみます☆

     

    さて。

    本題のテスト走行。

    画像では分かりにくいですが、予報に反して現地ではそれなりに風が出ている様子でした。

     

    風があるという事は当然ながら波も出ているという事。

    「平水時の速度MAXはどれくらい出るかな?」と、内心ベタ凪を期待してましたが、

    どうやら今回も荒れ模様です。。。

     

    気を取り直して〜

    では早速いきましょう〜

     

    先ずは『直進性』

    湾内なのでさすがに前回よりは穏やかですが、今回も風と波がある状況なので、

    風や波に対してどの程度針路を保持できるか?と言う所に焦点を当てて検証してみます。

    風上に遡上して漕ぐ事はどのカヤックでも当たり前に出来る事なので、

    ”下に向かって漕ぐ

    △覆覆畍緤からの風、波の中を漕ぐ

    真横から風、波を受けて漕ぐ

    ち以ななめから風、波を受けて漕ぐ

    上記4項目を検証します。

     

    今回テストした湾内は風速約3m/s〜波高50冂といった海況です。

     

    ”下に向かって漕ぐ

    これはカヤックの真後ろから風を受けながら、同時に追い波の中を進む状態です。

     

    エレメントは艇の長さがあり重量もおよそ23kgと軽量のため初速が速く、スムーズに波に乗りすぐさまサーフィン状態になります。

    波に乗ると更に加速し追い波を追い越します。

    これを繰り返しながら進むのですが、艇の速度を調節しながら上手く波に乗り続ける事も可能なので概ね良好♪

     

    ⊆个畍緤から風、波の中を漕ぐ

    ここではカヤックの斜め後ろから風を受けながら針路を保持できるかを検証します。

    この「ななめ後方から」という条件は、カヤックにとってコントロールを失いやすく、

    場合によっては沈に至るような一番嫌な状況になります。

    ですが、この日の風速、波高は危険を感じるほどではなく、

    また、この場面でも艇の長さと速度が有利に働いているように感じました。

    もう少し細かく説明すると、

    艇の長さは波間の距離よりも長いため、個々の波の影響を受けず直進しやすい=針路を保ちやすい

    速度が出せる事により、波の動き(波の速度)よりも先にカヤックを進める事が出来る=コントロールが効く

     

    真横から風、波を受けて漕ぐ

    真横からの風に対してはウェザーコッキング(風見鶏現象)の検証、

    真横からの波に対しては艇の安定性に関する検証になります。

     

    まず、ウェザーコッキングについて

    これはどういった現象なのか?

    真横または斜め前方から風を受けながら漕いでいる時にカヤックが風上方向へ勝手に向いていく現象で、

    その動きが風見鶏に似ていることから風見鶏現象(ウェザーコッキング)と言われており、

    通常どのカヤックでも起きる現象です。

    もしもこの現象が起きない、または反対に風下を向いてしまうような場合、

    そのカヤックは自力で風上に向かって進めないという事になり、致命的な状況に陥ります。

     

    ではなぜ風上を向くのか?

    これは複雑な要因が絡み合って起きる現象なので一概には言えませんが、

    簡単に説明すると、

    カヤックが受ける風の力(方向)とカヤックが水中で発する力(抵抗)との関係になります。

    その力の作用点がどこにあるのか?

    力が大きいのは船首側か?船尾側か?などにより起きる現象が変わってきます。

    デッキ側の形状だったり船底の形状だったり、あるいはキールの位置、高さ、ロッカーの効き具合、乗船位置などなど。。。

    ここではとても語りきれませんので、また別な機会という事で...m(__)m

     

    安定性についてはもう語る必要が無いくらい超絶な安定感ですのでサクッと次に行きます。

     

    ち以斜めから風、波を受けて漕ぐ

     

    この状況は先ほど説明しましたウェザーコッキングの影響をもっとも受けやすくなる状態です。

    通常は船首が風上に向こうとしてカヤックが勝手に風上側へ進もうとします。

    はたしてELEMENTはどうか??

     

    安定性同様これもまた超絶☆

    微妙に風上を向く程度の柔らか〜いウェザーコッキングなので、もちろん針路保持のしやすさは抜群!

    実は、このカヤックを製作するにあたって一番と言っても過言ではないほどウェザーコッキング対策に力を入れてきました。

    カヤックは必ず風上を向かなければならないが、その現象が強すぎると強風時などでは狙った針路を保ちにくくなります。

    その為針路を保持しやすくする目的でラダーを装着したりしますが、ラダーは推進力を奪う抵抗でもあります。

    なので、

    できることならラダーを装着せず狙った針路を保持できるのがベストなのです。

    その為に、

    ロッカー(前後方向の反り)を工夫したりバウキールやスタンのキール形状をこれでもかと改善したり、

    重心位置や積載重量を計算し最大幅をどの位置に持っていくのかなど、ホント〜に悩み続けました。

    前回のシーカヤックマラソンではこの辺りの検証が出来ないまま参戦してしまったので念のためラダーを装備していましたが、

    実際には風もそんなに強くなかったので必要なかったかもしれません。

    (浸水した状況でのラダーは間違いなく強い味方でしたけど。。。(^_^;)

     

    という事で!

    今回の検証は概ね良好!という感じで無事に終えることが出来ました〜☆

    これで心置きなく改良に入れます♪

    改良する部分は殆どデッキ側だけで、船底はいじりませんので航行性能は現状を維持したままとなります。

    実用的で見た目を損なわずに如何にして仕上げていくか。

    またまた気合が入る改良となります!

     

    今回のテストの模様はYouTubeにて動画をご覧になれます☆

    https://www.youtube.com/watch?v=5UAu3HjoYdo

     

    それではまた次回!

     

     

    追記☆

    書き忘れるところでした。。。

    この日、振動子のインハル設置も行ってみましたのでその模様をあわせてご報告します☆

     

    使用している魚探はホンデックス社のPS-611CN。振動子タイプはTD-03です。

    これのケーブルを船内に引き込み、振動子本体は船内の底にシリコンで接着しました。

     

    そして実際の表示がこちら↓

     

     

    インハル(船内)設置は感度が悪いと良く言われますが、

    ご覧の通りほとんど影響を受けていないように見えます。

    そもそもFRPは、

    高速道路の料金所などで見かけるETCセンサーのカバーに使われ、電波などの電気信号を通す性質がありますので、

    振動子のインハル設置も当然可能な訳ですが、船底にコアマットなどを含まない繊維層のみの単板であることが条件です。

    それと、

    今回は浅い場所での検証なので水深が深い場合にもしっかり反応するのかどうか?これも検証してみないとですネ☆

    以上〜

    追記☆振動子インハル設置のご報告でした〜☆

     

     

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