ベイロマンス カヤックスのオフィシャルブログ。
カヤックにまつわる様々なモノゴトをざっくばらんに綴っていきます☆
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続報☆ELEMENT 湾内テスト走行にて
category: 試作 | author: brk-blog17817
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    JUGEMテーマ:kayak カヌー

    続報☆ELEMENT

    今回は前回に続いて開発中の新艇『ELEMENT』の話題です☆

    前回、シーカヤックマラソンに参加した模様をお伝えしましたが、

    なかなかのハードコンディション&船内浸水によって思うような結果が得られず、

    一体全体?製品版ELEMENTの性能はどうなっているのか??

    という疑問が湧いておりました…。

    そこで、改めて艇の性能について検証すべく、先日三河湾に出向き走行テストを行ってきました。

    テストする内容は、

    直進性、回転性、巡航速度、風があれば風見鶏現象(ウェザーコッキング)の度合いなどです。

     

    型も完成している状態なので今さらテストしてもネェ。。。って感じですけど、

    今後しばらく大がかりな改良に着手しますので、その前に再確認!という位置づけです☆

     

    使用したのは製品版プロト艇01号(画像中央のグレー色のカヤック)

     

    テスト当日、複数の気象予報では午後から風も落ち着き穏やかな海況になると出てましたが。。。

     

    午前中の仕事を終え、いざ三河湾へ〜

    ご参考にエレメントの車載風景はこちら↓

     

    ELEMENTの全長は4.68m(15.4ft)。

    ルーフキャリアのバーの位置がもう少し前にずらせれたらステップワゴンのボディ内にきっちり収まっていい感じ

    になるのですけど、この位置がMAX前です。。。

    ではカヤックを前にずらせば収まるか??

    ベルトを締める位置はカヤックの最大幅付近を中心にして、前後の位置で固定しないと走行中にカヤックだけがすっぽ抜けてしまうのでムリですネ。。。

    ちなみにこのステップワゴンの車体は約4僂曚疋蹇璽瀬Ε鵑靴討△蝓

    この積載方法で地面からカヤックの頂点まではおよそ2.9mの高さになります。

     

    余談はさておき、

    今回は船内浸水しないように対策を実施し、性能には無関係ですがELEMENTのロゴの試作も行ってきました〜

     

    デザインや大きさ、色や位置など、まだ決定ではありませんが、

    とりあえず暫定イメージとしてエレメントの頭文字『E』をデザインして配置。

     

     

     

    ん〜どうでしょう〜??

    カヤックサイズ(長さ)とのマッチングがイマイチしっくりこないかも?

    いや、意外と個性的??

     

    とりあえずこの他にもいくつか案を練ってみます☆

     

    さて。

    本題のテスト走行。

    画像では分かりにくいですが、予報に反して現地ではそれなりに風が出ている様子でした。

     

    風があるという事は当然ながら波も出ているという事。

    「平水時の速度MAXはどれくらい出るかな?」と、内心ベタ凪を期待してましたが、

    どうやら今回も荒れ模様です。。。

     

    気を取り直して〜

    では早速いきましょう〜

     

    先ずは『直進性』

    湾内なのでさすがに前回よりは穏やかですが、今回も風と波がある状況なので、

    風や波に対してどの程度針路を保持できるか?と言う所に焦点を当てて検証してみます。

    風上に遡上して漕ぐ事はどのカヤックでも当たり前に出来る事なので、

    ”下に向かって漕ぐ

    △覆覆畍緤からの風、波の中を漕ぐ

    真横から風、波を受けて漕ぐ

    ち以ななめから風、波を受けて漕ぐ

    上記4項目を検証します。

     

    今回テストした湾内は風速約3m/s〜波高50冂といった海況です。

     

    ”下に向かって漕ぐ

    これはカヤックの真後ろから風を受けながら、同時に追い波の中を進む状態です。

     

    エレメントは艇の長さがあり重量もおよそ23kgと軽量のため初速が速く、スムーズに波に乗りすぐさまサーフィン状態になります。

    波に乗ると更に加速し追い波を追い越します。

    これを繰り返しながら進むのですが、艇の速度を調節しながら上手く波に乗り続ける事も可能なので概ね良好♪

     

    ⊆个畍緤から風、波の中を漕ぐ

    ここではカヤックの斜め後ろから風を受けながら針路を保持できるかを検証します。

    この「ななめ後方から」という条件は、カヤックにとってコントロールを失いやすく、

    場合によっては沈に至るような一番嫌な状況になります。

    ですが、この日の風速、波高は危険を感じるほどではなく、

    また、この場面でも艇の長さと速度が有利に働いているように感じました。

    もう少し細かく説明すると、

    艇の長さは波間の距離よりも長いため、個々の波の影響を受けず直進しやすい=針路を保ちやすい

    速度が出せる事により、波の動き(波の速度)よりも先にカヤックを進める事が出来る=コントロールが効く

     

    真横から風、波を受けて漕ぐ

    真横からの風に対してはウェザーコッキング(風見鶏現象)の検証、

    真横からの波に対しては艇の安定性に関する検証になります。

     

    まず、ウェザーコッキングについて

    これはどういった現象なのか?

    真横または斜め前方から風を受けながら漕いでいる時にカヤックが風上方向へ勝手に向いていく現象で、

    その動きが風見鶏に似ていることから風見鶏現象(ウェザーコッキング)と言われており、

    通常どのカヤックでも起きる現象です。

    もしもこの現象が起きない、または反対に風下を向いてしまうような場合、

    そのカヤックは自力で風上に向かって進めないという事になり、致命的な状況に陥ります。

     

    ではなぜ風上を向くのか?

    これは複雑な要因が絡み合って起きる現象なので一概には言えませんが、

    簡単に説明すると、

    カヤックが受ける風の力(方向)とカヤックが水中で発する力(抵抗)との関係になります。

    その力の作用点がどこにあるのか?

    力が大きいのは船首側か?船尾側か?などにより起きる現象が変わってきます。

    デッキ側の形状だったり船底の形状だったり、あるいはキールの位置、高さ、ロッカーの効き具合、乗船位置などなど。。。

    ここではとても語りきれませんので、また別な機会という事で...m(__)m

     

    安定性についてはもう語る必要が無いくらい超絶な安定感ですのでサクッと次に行きます。

     

    ち以斜めから風、波を受けて漕ぐ

     

    この状況は先ほど説明しましたウェザーコッキングの影響をもっとも受けやすくなる状態です。

    通常は船首が風上に向こうとしてカヤックが勝手に風上側へ進もうとします。

    はたしてELEMENTはどうか??

     

    安定性同様これもまた超絶☆

    微妙に風上を向く程度の柔らか〜いウェザーコッキングなので、もちろん針路保持のしやすさは抜群!

    実は、このカヤックを製作するにあたって一番と言っても過言ではないほどウェザーコッキング対策に力を入れてきました。

    カヤックは必ず風上を向かなければならないが、その現象が強すぎると強風時などでは狙った針路を保ちにくくなります。

    その為針路を保持しやすくする目的でラダーを装着したりしますが、ラダーは推進力を奪う抵抗でもあります。

    なので、

    できることならラダーを装着せず狙った針路を保持できるのがベストなのです。

    その為に、

    ロッカー(前後方向の反り)を工夫したりバウキールやスタンのキール形状をこれでもかと改善したり、

    重心位置や積載重量を計算し最大幅をどの位置に持っていくのかなど、ホント〜に悩み続けました。

    前回のシーカヤックマラソンではこの辺りの検証が出来ないまま参戦してしまったので念のためラダーを装備していましたが、

    実際には風もそんなに強くなかったので必要なかったかもしれません。

    (浸水した状況でのラダーは間違いなく強い味方でしたけど。。。(^_^;)

     

    という事で!

    今回の検証は概ね良好!という感じで無事に終えることが出来ました〜☆

    これで心置きなく改良に入れます♪

    改良する部分は殆どデッキ側だけで、船底はいじりませんので航行性能は現状を維持したままとなります。

    実用的で見た目を損なわずに如何にして仕上げていくか。

    またまた気合が入る改良となります!

     

    今回のテストの模様はYouTubeにて動画をご覧になれます☆

    https://www.youtube.com/watch?v=5UAu3HjoYdo

     

    それではまた次回!

     

     

    追記☆

    書き忘れるところでした。。。

    この日、振動子のインハル設置も行ってみましたのでその模様をあわせてご報告します☆

     

    使用している魚探はホンデックス社のPS-611CN。振動子タイプはTD-03です。

    これのケーブルを船内に引き込み、振動子本体は船内の底にシリコンで接着しました。

     

    そして実際の表示がこちら↓

     

     

    インハル(船内)設置は感度が悪いと良く言われますが、

    ご覧の通りほとんど影響を受けていないように見えます。

    そもそもFRPは、

    高速道路の料金所などで見かけるETCセンサーのカバーに使われ、電波などの電気信号を通す性質がありますので、

    振動子のインハル設置も当然可能な訳ですが、船底にコアマットなどを含まない繊維層のみの単板であることが条件です。

    それと、

    今回は浅い場所での検証なので水深が深い場合にもしっかり反応するのかどうか?これも検証してみないとですネ☆

    以上〜

    追記☆振動子インハル設置のご報告でした〜☆

     

     

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    2018/11 新艇『ELEMENT』のその後☆
    category: 試作 | author: brk-blog17817
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      JUGEMテーマ:kayak カヌー

       

      皆さん こんにちは〜

      今回は新艇『ELEMENT』についてお話します。

       

      現在このカヤックは引き続き開発中となっておりますが、

      先日、三重県熊野市(新鹿)にて開催されました第8回熊野シーカヤックマラソンに参戦、

      製品版の艇体を2艇製作し、その性能を確かめに行ってきましたのでご報告します☆

      この2艇の製作にかけた時間はわずか1週間です。

      この「わずか1週間で2艇製作」という所がミソで、

      コリン・アスリートのバックオーダー製作が最優先という中、エレメント製作に掛けれる時間はほとんど無く、

      また、作業スペースにも限界があるので、作業を始めたら一気に造り上げる必要がありました。

      がしかし。。。

      さすがに1週間では厳しいものがありました…。

       

      そもそもなぜ2艇必要なのか?

      当初の予定では1艇だけ製作し、最悪の場合コリンアスリートで出場(2016年レース参加実績あり)〜とも考えておりましたが、

      気になったのは当日のお天気。

      日本の遥か南で発生した台風26号の影響でレース当日は相当なウネリが入ってくると予想されていました。

      この為、さすがに10.5ftのコリンでは厳しいレース展開を余儀なくされると考え、

      意を決してELEMENTを2艇製作する事にしたのです。

      1艇は以前より計画していた屋久島での耐久テストに対応する為、後方ラゲージスペース(クーラーボックス搭載用)、

      センターコンソール内イケス仕様とし、

      もう一艇は完全にレースオンリー仕様という事でハッチ類はすべて機能しない物とし軽量化を図りました。

      2艇あるという事は、そうです。もう一人居ます。

      フィロソファー156のフィールドテストを担って頂いた三好氏です。

      レース後には耐久テスト仕様のELEMENTを九州まで持って帰って頂く予定です。

       

      そして、レースの前々日。

      未施工の艤装品がありましたが残りは現地で取付ける事にして2艇とも何とか使える状態にまで造り込み、工場を出発。

       

       

       

      途中諸々ありまして〜前日の夕方に現地入りし、フットペダル、ラダー等の取付を行いました。

      現地での夜は、新鹿湾を目の前にしてシーカヤックで参加される方々とたき火を囲いながらの団欒〜

      波うち際からは「ごおぉぉぉぉ…」と不気味な音がして、湾に押し寄せるウネリが月明かりにしっかりと照らされておりました。

       

      翌朝。レース当日です。

      空気は少しヒンヤリしていましたが見事な快晴。

      しかし。

       

      波うち際では引き続きウネリを伴ってオーバーヘッド級のブレイクがさく裂しており、

      ここからの出艇は極めて困難だろうと思いました。

      とりあえず検艇を済ませ、軽く朝食をとった後、夜間の作業で不十分だった艤装の最終仕上げに取り掛かりました。

      開会式を終え刻々と迫るレース開始時刻。

      とりあえず、目の前のデカいビーチブレイクを乗り越えて、海上に設置してあるスタートラインまで無事にたどり着けるかが問題。

      先にエントリーを始めたのはシーカヤッカーの方々。

      うまくセット(ウネリの間隔)を見てエントリーするもことごとく沈して浜に打ち上げられている様を見て、絶望感を味わいました…。

      その状況を見ていると大会運営側からアナウンスがあり、比較的波が穏やかな浜の右端、川の流れこみがあるところまで移動して出艇する事になりました。

      しかし、三好氏はさすがです。

      そんな状況でも華麗にビーチスタートを決め、いち早く海上のスタートラインに待機していました。

      自分は?というと・・・

      波打ち際をトボトボ。。。カヤックを引きづりながら河口まで歩き、ようやく出艇できました。

      それでも何度か波をかぶってスタート前にすでに水浸し。。。

       

      今回レースに持ち込んだELEMENT。

      実は... スカッパーホールがありません!

       

      本来シットオンカヤックはデッキ上に溜まる水を排水する為に必ずスカッパーホールが設置されていますが、

      今回のELEMENTにはそれがありません。

       

      それは何故か?というと、単に造り込みが間に合わなかったから。。。m(__)m

      それに加えて、

      このカヤックはデッキ上のコクピットが体にフィットする形状をしており、通常のシットオンよりも水が溜まるスペースが少なく、ゆえに万が一水が溜まったとしても大して影響は無い、そう踏んでいたので、最悪はビルジポンプで排水すれば良いと考えていました。

      がしかし!結果的にはツメが甘かったのです。。。

       

      デッキ上にはスカッパーホールを想定して貫通穴があいていましたが、

      コレを塞ぐのを完全に忘れてレースに出てしまったのです。。。

       

      三好氏が乗るプロト02号艇はその穴がイケスに直結、そして自分の乗るプロト01号艇は、なんとそのまま船内直通。。。

      船内直通という事は、そこから入った海水はすべて船内に溜まっていくという事になります。。。

       

      更に、三好氏のプロト02は後方ラゲージスペースの形状及びスカッパー位置の高さが非常に悪く、カヤックを漕いでる最中に水は排水されず、

      むしろどんどん水が溜まってしまう恐れがありました。

      この部分については幸いにもレース前に不具合であると気が付いて、スカッパーホールを急きょふさぐ措置をしましたが、

      それは逆に一度水が溜まったら抜けなくなる…という事です。

       

      そんな波乱含みのまま、ついに15kmのレースがスタート。

       

      ある程度余裕をもってスタートを切った三好氏は、シーカヤックのトップ集団とともに好調な出だしです。

      一方自分は。。。

      出艇時に被ってしまった波をコクピットに満タンにした状態で排水する間もなく、ビデオカメラのスイッチも押せず、そのままスタート(泣)

      とりあえず、湾内を一気に漕ぎ進み、外海に出る前に排水作業1回目、そしてビデオカメラのスイッチをON。

      意外というべきか、想定内というべきか、

      コクピットに満タンの水があるにも関わらず、ここまでは異様なほど安定性もあり、シーカヤックと余裕で並走するほどの速度も出ていました。

      排水作業をしながら「これはひょっとすると、ひょっとするかも⁇」と内心期待に心躍らせていました。

       

      排水作業を終え、少し軽くなった船体は更に軽快に走りだし、あっという間に8劵魁璽垢寮泙衒屬恵賄世謀達。

       

      しかし、

      この辺りから先は沖合のウネリと、岸側の絶壁にぶつかり返ってきたウネリが合わさって、

      周りの景色を隠すほどの大きな三角波が辺り一面覆っていました。

       

      むろん、容赦なくそれはデッキ上に襲い掛かってきました。

      進めば進むほどその三角波はサイズアップして、コクピットはすぐに満タン水浸し。。。

      それでもまあまあ速度も出ており安定性も十分だったので気にせずレース続行。

      途中、少し波が落ち着いたところで2回目の排水作業。

      そしてまた漕ぎだし、想定していた時間より少し早めに15劼寮泙衒屬恵賄世謀達。

       

      前回コリンで出場した際のタイム「2時間11分」を大幅に更新するかも!!!

      そんな期待を持ちながら目印のブイを旋回。

      ところが、ブイを旋回中、思ったよりも小回りが効かない事にヘンな違和感を覚えました。

      この時すでに相当量の海水が船内に溜まっていたと思われます。。。

       

      さあ!後半!気合を入れていくぞ!!!

      そう思って漕ぎ始めると、前半よりパドリングが重く感じてしまい、やはり、何か、ヘン、です。

       

      疲れも出てくる頃だから…そう思ってとりあえず、3回目の排水作業を終え、先に進む事にしましたが、

      追い波に翻弄されてコントロールを失う場面が多くなってしまいました。

      いやこれはホントにヘン!!

      パドリングのスキルも大したことないレベルなのでその影響も十分にありますが、それにしてもヘンなんです。

       

      追い波で速度を出し過ぎるとあらぬ方向に進んでしまって立て直すのも一苦労、速度を制限しながら慎重に進路を保つようにしました。

      頭の中では「なに?なに?なにが起こっているんだ?」とちょっとパニックになっていました。

      この時点でも船内浸水にまで まったく考えが至っていません。。。

       

      そして、ふと後方を振り返った時、ラダーが跳ね上がっている事に気づきました。

      「なんだ!ラダー効いてないじゃん!!」

      これだ!と思ってラダーをしっかり水中まで降ろしました。

      でも 当然ながら、これは気休めにしかなりません。。。

       

      再び激しい三角波地帯を通過中、まったくコントロールを失ってしまいます。

       

      そして4回目の排水作業。

      これで少しはパドリングも軽くなって正常に戻るハズなのですが、漕げば漕ぐほどパドリングが重くなっていきました。

      「いよいよ疲れもピークか…」

      そう思いながら外海をなんとか漕ぎきりましたが、

      湾にさし掛かる頃には足が攣り、腰が痙攣しだし、手の皮がめくれだし、思ったようなパドリングは出来なくなっていました。

       

      もう〜タイム更新はムリだろうなぁ…

      期待はできないかもしれないが、せめて完漕だけはしよう。

       

      ウネリにカヤックを乗せながら、漕いでるというより漂っているような状態で湾内を進み、ようやくゴールが見えてきました。

       

      そして、再びあのビーチブレイク登場。

      スタート時刻から約2時間が経過し、引き潮の時間帯にあたるビーチ。

      それはそれは恐ろしいビックサイズの波が打ち寄せていました。

      「こんなボロボロ状態であの波に突っ込んだら真面目に死ぬかも…」そう思っていると、

      大会運営側のスタッフの方がマリンジェットに乗って近づいてきて、

      「出艇した場所と同じ河口の方でカヤックを降りてください!直進してゴールはとても危険です!」

      と言われました。

      「痛く共感です・・・」

       

      河口に進路を変えて進みました。

       

      一方、三好氏は、これまたさすがです。

      スタッフの制止を振り切りゴールめがけて一直線!綺麗にランディングを決めて心配しながら見つめるギャラリーから拍手歓声があがったとの事です。

      そして一言、「こういう所がシットオンの見せ場でっせっ!!!」

       

      そして自分・・・。

      回避したはずの河口で、ウネリの波をかわす事が出来ず、思わず波乗りしてしまいました。。。

      水深わずか1mもない所で恐怖のバウ沈!!!!!

      海底にバウが刺さってそのまま縦回転しそうになりながら、何とか体勢を立て直し満身創痍で着岸しました。

      最後の最後に衝撃的な出来事に見舞われ、しばらくカヤックから立ち上がれませんでしたが、まだゴールしていない事を思い出し、

      慌てて浜に降り、カヤックを引き上げることにしました。

       

      すると!!!!

      船内浸水!!ココで発覚!!!!

      まったくカヤックが持ち上がらず!!!!!

       

      引きずる事も出来ないほどの重量があり、船内に大量の海水が入っている事がわかりました。

      レース中に自分が感じた違和感のすべての要因!そして先ほどのバウ沈の要因!!!!!

      痛く納得しました。。。

      補足:バウ沈した要因

      ELEMENTのバウ側(船首付近)の船底形状は通常のカヤックと比べてかなりボリュームがある(浮力が高い)ので、

      通常ならば追い波によっていくらスタン側(船尾)が持ち上げられてもバウ側が水中に沈んでしまう事は考えにくい。

      よって、船内に溜まっていた海水が追い波の影響で船尾から一気にバウ側へ移動した結果、

      浮力を完全に無くして沈んでしまったと考えられる。

       

      こうしている場合ではない!

      とにかくゴールしないと!

       

      推定100kgはあるんじゃなかろうか…と思うような船体をひっ繰り返し、

      排水しながらとりあえず波打ち際から離したところに全力で引き上げ、ゴール目指して砂浜を一気に走る!…いや…歩くだけで精一杯でした。。。

      そしてトボトボと歩くこと約10分。何とかゴールし完漕を果たしました。

       

      タイムは「2時間25分53秒」。。。

       

      …でしょうネ。って感じです。

       

      ちなみに。。。

      この日15kmコースにエントリーしていたカヤッカーは22人。(大会公式資料参考)

      そのうち完漕できたのは半分の10人でした。。。

       

      レース後、

      三好氏にレース中の様子を尋ねるとプロト02号艇はイケスが2回満タンになったそうで、

      その排水作業によるタイムロスが痛かったとのことでした。

      確かにその通りです。。。

      自分でさえ前半は中々の速度をマークしながら航行出来ていたので三好氏なら優勝も間違いなく狙えたと思います。

      自分の場合も船内浸水が無ければ。。。

      イケス2回満タン。。。

      ELEMENTのイケス容量は約60ℓ。2回満タン=120ℓ。

      ということは、やはり自分の艇の船内にもかなりの浸水があったと思われます。。。

       

      でも、

      角度を変えて考えてみると、そんな状況下で普通に浮いている事、そしてコントロールこそ損なってしまいましたが、

      あの海況において沈するほど不安定にならなかった事は十分評価に値すると思いました。

      このカヤックの持つ潜在能力はとてつもないものであると、ある意味確信づいたのです。

       

      レース後、本来ならば1艇は屋久島でテストを行う予定でしたが、

      今回のレースがある意味耐久テストとなり、その結果を受けて屋久島テストは更に延期となりました。

      これも本当に残念な事ですが、やれることを精一杯やった結果なので自分なりには致し方ないと納得しています。

       

      最後に。

      この新艇『ELEMENT』に関して

      市場投入、そして製品化に向けては改善点や課題もまだまだ多く、引き続き開発を続けていく事となりますが、

      このカヤックの潜在能力をしっかり発揮できるようにこれからも頑張って製作していきたいと思います。

       

      という事で!

      今回は新艇『ELEMENT』のその後☆についてのお話でしたが、

      長文を最後までお付き合い頂いた皆様、誠に有難うございましたm(__)m

       

      追記☆

      本編の内容はYouTubeにも動画がありますので、興味がございましたら覗いてみて下さい。

      ※画面酔い注意ですm(__)m

      タイトル/ELEMENT in ATASHIKA2018 

      動画URL/https://www.youtube.com/watch?v=TqsYjd5R8ak&list=PLEJev1BjH1HHntM-KVziX_ubDWalMnlHP

       

       

      それではまた次回!

       

       

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      異例の猛暑の影響〜その後☆
      category: お仕事 | author: brk-blog17817
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        お久ぶりの投稿ですm(__)m

         

        2018年、早くも10月に入り、もぅ半月過ぎましたネ(^_^;)

        今年の夏は過去になく暑すぎて、バックオーダーを抱えているのにカヤック生産停止に追い込まれ、

        ようやく猛暑が落ち着いたかなぁ〜と思ったら相次ぐ台風。。。

        ホント〜に参りました(泣)

         

         

        でもさすがに9月後半ともなれば諸々平常に戻り、待ちに待った通常生産!

        今現在フル稼働で生産中〜完成次第、順次出荷しております☆

        オーダーを頂いていた多くのオーナ様!大変!大変!お待たせしました!

         

        また一方で受注に関してはバックオーダーの解消がまったく読めない状況が続いておりましたので、

        新規オーダーは控えさせて頂いておりましたが、受注ももう間もなく再開です!

         

        そして、

        気になる方には非常に気になる⁇新艇「ELEMENT」の動向について〜

         

        こちらもコリンの生産同様、成形性の確認&試乗用に1艇成形しましたが改良点がいくつか発生したまま数か月の間、時が止まっておりました。。。

        ですが、年内もしくは年明け早々のリリースに向けて、まずはフィールドテスト(耐久テスト)の実施に照準をしぼり造り込みを再開します☆

        市販バージョンのELEMENTの性能はいかに!?気になるところですよネ〜☆

        そこで、その第一報は来月(11月)早々!

        何かしらの情報提供、報告が出来ると思いますので引き続きご注目をどうぞ宜しく!お願い致します☆

         

        今回はこれにて!

         

        それでは!また!次回!

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         

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        携帯から初投稿〜近況☆
        category: 私ごと | author: brk-blog17817
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          2018/8/24


          皆さまお久しぶりですm(_ _)m


          最近ブログ書いて無いなぁ… 

          書かなきゃなぁ…

          そう思いながら数ヶ月が経ってしまいましたm(_ _)m


          書けていない理由は色々ありますが、

          一番の理由。

          それは、単純にこのブログのシステム?編集方法?に慣れないって所です…(^_^;)


          以前から使っていらgooブログは編集も画像投稿も携帯から簡単にサクサク出来ていたので、ちょっと空いた時間なんかに思い立って投稿が出来ました♪

          ですが、今のこのブログは基本的にパソコンで編集するようになってる?ようで、こうなると中々空いた時間に〜という具合にはいかない感じです(汗

          でも今のご時世、さすがに携帯からも投稿出来るハズですよネ?

          なので今回は携帯から投稿してみよう! となりました☆

          ところが…。

          まずはログインに苦戦。

          IDとパスワードを入力するところで何故か認証されず数分間格闘。

          入力ミスかなぁ…

          そんな事は無いと思いながらも仕方なくパソコンを起動させてパソコンからログイン。

          するとパソコンからはちゃんとログイン出来ました。

          そしてもう一度携帯からログインしてみましたが、相変わらず認証されず…。


          もう意味わからん。


          そうこうしながら、この際パスワードをもう少し単純なものに変えようと思ってパスワードを変更しました。


          そして数分後。

          携帯からのログインにリベンジ! 


          3回トライして要約ログインに成功しました。


          やれやれです…(^_^;)。


          こんな具合で、今になって初めて携帯から記事を書いております。


          さて。


          前回の記事から数ヶ月間が空いているので色々と書きたい事もあるのですが、とりあえず最新の情報を〜



          実は昨日ケガをしてしまいました(泣


          台風20号が接近中という事で、針路の右側にあたる愛知では朝から風がやや強めに吹いてました。

          なので工場に着いてすぐ、敷地内に散らかっている風で飛びそうなモノを片付けていたところ、

          薄い鉄板数枚を工場の端に寄せようと持ち上げた瞬間、板が風を受けてヒラヒラ〜 

          運悪く右腕にちょこっと当たってしまいました。

          そして血がポタポタ…

          よく見ると皮膚がパックリ…どうしよう…。


          とりあえず、絆創膏を3枚使って開かないようにして片付け再開。


          落ち着いて改めて傷口を見ると、腕を動かす度にパカパカ開いてしまいます(汗


          ん〜縫わんといかんかも…


          という事で、ひとまず近くの病院に行って診察をしてもらい、そのままその病院で縫合処置をしてもらう事になりました。



          「絆創膏を貼ったくらいじゃ治らないもんでしょうか?」


          そう先生に聞くと

          「脂肪の辺りも深くえぐれている状態だから縫合しないといつまでも血が止まらないよ」と、苦笑いされてしまいました。


          と、ここまでは昨日の話です。


          で、今日は傷口の確認と消毒の為、また病院です。


          やれやれ…。


          振り返ってみれば、作業服を着ていたらケガしなかったかも?ケガしたとしても小さく済んだかもしれません。

          普段着のまま、思い立って片付けを始めた事をケガした後に反省してます(汗


          皆さんもくれぐれも気をつけて下さいネ。


          ではまた!




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          2018/05/27 カヤック安全講習&試乗会 IN 天草
          category: カヤックイベント | author: brk-blog17817
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            JUGEMテーマ:kayak カヌー

             

            先週末(5/27)は熊本(天草)にて開催された『カヤック安全講習会&試乗会』に参加して参りました〜

             

            オーシャンアドベンチャー代表の三好氏主催による今回のイベントでは、

            カヤックフィッシングをされている方、また今後始めようとされている方を対象に開催されました☆

             

            梅雨に入る前に!という事で割と早い時期に開催されたそうですが、前日には九州南部が梅雨入り。。。

            愛知を出発して西に進むにつれ曇天〜小雨模様。

            こりゃ〜イベント雨確実だなぁ…と思いながら愛知から約1000km走ってベース地となる『風来望』に到着。

             

            すると…

             

             

            水平線に沈む神秘的な光景が迎えてくれました!

             

            そして、明日のイベントに備えて各地から終結したスタッフ一同にて前夜祭〜

             

             

            この時点でもイベント当日は多少の雨は覚悟すべき天気予報。。。

             

            そして、イベント当日の朝。。。

             

             

            初夏を思わせるような絶好のカヤック日和!

            今回のイベントに向けて用意されたFRP製シットオンカヤックをずらりと並べて記念撮影する三好氏♪

             

            向かって左からJB485S/JB kayak's,デスペラード/ロックンロールカヤック,ヒラドシェーカー/WFK宮崎,

            そしてコリン・アスリート/ベイロマンスカヤックス。

             

            国産FRP製シットオンカヤックの代表格4艇がここ天草に集結!

            そして、それぞれのビルダー並びに開発者もここに集結しました☆

             

            イベントの開始時刻が近づくにつれ、カヤックを積んだ参加者の車が続々と駐車場にやってきます。

            この集結する感じが堪らなくワクワクする場面です☆

             

            さあいよいよイベント開催!

            前半はカヤックについての基本をいろいろ学びます。

            講師は屋久島にてカヤックフィッシングガイドを務めるワンドロップカヤックサービス代表の中嶌尚平氏。

             

            続いて浜に降りて〜

             

             

            そして今度は実際にカヤックに乗り込んでからの〜

             

             

            一通り講義が終わると今度は皆さんお待ちかねの試乗会〜♪

             

             

             

            それぞれ昼休憩をはさんで、午後からは一風変わった講義のスタートです☆

            講師はオーシャンアドベンチャー代表の三好氏。

             

             

            会場となった場所は、ゴロタ場が多いとされる九州西海岸では珍しいキレイな砂浜♪

            砂浜は一般的にカヤックの出艇&帰還がしやすいとされますが、ウネリを伴うような波が発生している状況では

            細心の注意が必要です。

            また、場合によっては怪我や用品の破損などを考慮し出艇をあきらめる事も大事です。

             

            そんな砂浜出艇(ビーチスタート)について、

            フィッシングカヤック(シットオン)を熟知する三好氏がレクチャーしたのは

            題して「波を超えて漕ぎ出せ!」

             

             

            普段1人では絶対にやらない、やれない事もベテランスタッフが周りにいるからこそ思い切って出来る!

            これも講習会の魅力の一つですネ!

            大きな音を立ててブレイクする波に、最初は恐怖を感じていた参加者も「攻略法」をマスターしてガンガン

            海に出ていけるようになっていました♪

             

             

            カヤック、パドル、体の使い方、そして波やウネリと言った「水」の特性を理解すると、

            よりカヤックと言うものが楽しめるようになる。

             

            自ら体感しながら教わると同時に「カヤックをより楽しんでほしい」という三好氏の熱意をすご〜く感じた講義でした☆

             

             

            知れば知るほどに奥が深く、更に楽しさが待っているカヤックライフ。

            今回講習会に参加された方々は、スキルアップにつながったのはもちろんの事、よりカヤックが好きになった事でしょう♪

             

            参加者の皆さん〜講師を務めたお2人〜スタッフの方々〜

            一日ホントにお疲れ様でした☆

             

            最後に☆

             

            私自身、こうやって今までも何度か講習会に参加してきましたが、

            参加された方々の多くは講習会が終わった後に必ず自信に満ちた表情をされて帰っていきます。

             

            天候が悪い時には出艇しないから大丈夫。釣りに行くだけだから関係ない。講習なんてめんどくさい。

             

            な〜んて思っていませんか?

             

            講習会は、安全について学ぶ事はもちろんですが、いろんな情報交換もできるし、最新の話題も盛りだくさん!

            実はとっても為になる楽しい場です♪

             

            まだ経験していないという方がいましたら是非1度ご参加してみて下さいネ♪

             

            以上!

            カヤック安全講習&試乗会 IN 天草〜 でした☆

             

            追記☆

            オーシャンアドベンチャーブログ↓

            https://blogs.yahoo.co.jp/dhpkq398/15529968.html

            ココだけのとっておき情報もありますので是非ご覧ください☆

             

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            怒涛の生産ラッシュ!からの〜
            category: お仕事 | author: brk-blog17817
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              JUGEMテーマ:kayak カヌー

               

              久々の投稿となってしまいました…m(__)m

               

              みなさんお元気ですか〜

               

               

              今年は年始早々から 沢山のオーダーを頂き、ひたすらカヤックの生産に没頭していましたが、気が付けばもう5月も後半…。

              まだまだバックオーダー解消とはいかず、この流れは今後もしばらく続きそうです。。。

               

              オーダー頂いてる皆様!しばしお待ちください!!m(__)m

               

              そんな中ではありますが、

              昨年10月頃から試作を行っていた新艇「エレメント15.3」も諸々スケジュール的に待ったナシ!

              昨年末の段階では今年の5月にリリース予定としていましたが、コリンの生産を続けながら同時進行で現在改良に励んでいます。

               

               

              現段階でのリリース予定としては8月…いや…9月ごろでしょうか…。

              とりあえず、

              7月までに製品版プロトタイプを1艇製作し、またまた屋久島にてフィールドテストを予定しています。

              そして、その結果を踏まえて更に改良を加えて晴れてリリースとなります。

               

              エレメントに関しては、ざーっとこんな感じです(^_^;)

               

              で!

              今週末(5/27)には九州天草にてカヤックのイベントが開催されます♪

              ここにエレメントを持って行きたかったのですけど…。

               

              ※イベントの詳細は下記リンクからご確認頂けます。

              https://blogs.yahoo.co.jp/dhpkq398/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%B0%C2%C1%B4%B9%D6%BD%AC%B2%F1&sk=0

               

              当日私も会場入りしています♪

              沢山のカヤックフィッシングファンの皆様にお会い出来る事を楽しみにしています☆

               

              イベントの模様など、また改めてこのブログでもご報告できればと思います。

               

              ということで今回は以上です(^_^;)

               

               

              ではまた次回!

               

               

               

              comments(0) | - | PAGE TOP↑
              FRP素材のフィッシングカヤックについて☆
              category: カヤックフィッシング | author: brk-blog17817
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                JUGEMテーマ:kayak カヌー

                皆さんこんにちは〜

                ご無沙汰しておりますm(__)m

                毎日ホントに寒いですネ・・・皆様いかがお過ごしでしょうか〜?

                1月も終わって早くも2月。

                2月は『逃げ月』とも言われますからボーっとしてたらアッという間に終わってしまうかもです!

                そして、自分も含めて自営業の方々はそろそろ確定申告の時期!

                私は開業以来ずーっと青色申告をしており、3年前から自分で書類を作成し申告しています。

                自分でやってみると会社の売上や仕入、支出など様々な状態が手に取る様に把握できて とてもタメになります♪

                最初は項目などわからないことが多いですけど慣れれば大丈夫!書類の作成方法など税務署でも親切に教えてくれます♪

                 

                さてさて、今回はFRP素材のフィッシングカヤックについて、他メーカー艇などの紹介も含めてお話したいと思います。

                 

                まず、FRP素材の特徴をいくつかリストアップします。

                〃變

                高剛性

                9皺

                 

                FRP素材を大まかに説明すると、繊維が入ったプラスチックの事です。

                一般的に繊維が無いプラスチックの場合、強度を持たせるためにプラスチックの厚みを多くする必要がありますが、

                FRPは繊維で強度を維持出来る為、薄くすることができます。

                これによって軽くて頑丈な構造物が造れるということです。

                 

                繊維には「ガラス繊維」「カーボン繊維」「アラミド」など様々ありますが、通常使用される繊維はガラス繊維です。

                素材表記ではガラス繊維は「G」となり、「GFRP」と呼ばれます。

                ちなみにカーボンは「C」で「CFRP」と表記します。

                 

                価格はプラスチック製品と比べて一般的に高価となります。

                これは機械で量産できるか、できないかの差が大きく影響します。

                GFRPも工法によっては機械生産可能ですが、その場合、単純形状のものが主に対象となり形状の自由度が制限されます。

                他のプラスチック製品と比べてまだまだ生産量が少ないカヤックにおいては、手作業の方がまだまだ有利とも言えます。

                こういったことから国内で生産されているGFRP素材のカヤックのほとんどは職人の手で1つ1つ手作業により造られています。

                 

                一方、通称「ポリ艇」と呼ばれるプラスチック素材のフィッシングカヤックは、金型を使用し機械生産されていますので、

                1艇当りのコストを抑える事が可能となり、価格に大きく恩恵を与えます。

                 

                ポリ艇の特徴

                …祺然

                強靭

                K富なラインナップ

                 

                GFRP素材と比較してとってもリーズナブルで、素材そのものが強靭な為、多少ラフに扱っても大丈夫。

                そして、海外からの輸入艇も多く、様々なタイプが選択可能です。

                ただし、素材の特性上、サイズが大きくなると重量がネックとなってきます。

                 

                そんなポリ艇ですが様々なメーカーが存在します。ここではその中から2つご紹介します☆

                 

                .丱ぅングカヤック http://vikingkayakjapan.com/

                 

                  

                静岡県内に生産工場があり国内で絶大な人気を誇るカヤックメーカー。

                国内で唯一生産されているポリ艇。ラインナップも豊富でアフターパーツも充実。

                 主な取扱店→kayak55.com  http://kayak55.com/

                 

                 

                ▲侫ールフリー

                 

                海外輸入艇。積載重量が大きく安定感抜群。重量をカバーするコロ装備など独自のアイデアがGood!

                  主な取扱店→アングラーカヤックス https://store.shopping.yahoo.co.jp/anglerkayaks/

                 

                この他、弊社の各販売代理店でも取扱っているものがあります。

                取扱店一覧→https://bayromancekayaks.com/free/hanbaitenichiran

                 

                 

                ではここから先はGFRP素材を使用したフィッシングカヤックを『純国産』に絞り、販売年数順にてご紹介したいと思います。

                ※画像下のコメントはいずれも実際に試乗した中での私個人の感想です☆

                 

                .蹈奪ンロールカヤックス『デスペラード』

                 

                国産FRPフィッシングカヤックの先駆者「デスペラード」。

                シーカヤックのような「自らカヤックをコントロールする楽しさ」を含みながらカヤックフィッシングに求められる性能を

                高次元に融合させたスペシャルな1艇。

                GFRP素材のフィッシングカヤックの国産第一号にしてほぼ完成されたデザイン!まさに圧巻です。

                座面付近のセンターハッチはロッド等も収納可能。

                また、アフターパーツの「EXキール」を装着すると風の影響が抑えられたり、直進性が向上して落ち着いた乗り味に変化します♪

                  主な取扱店→RAINBOW三河湾シーカヤックスクール http://www.seakayakrainbow.com/index.html

                 

                 

                ▲戰ぅ蹈泪鵐好ヤックス『フィロソファー156』

                 

                 

                国産GFRPフィッシングカヤックの第2号は、おなじみ?弊社の市販艇第1弾「フィロソファー156」です。

                リリース当時はGFRP素材の中でもっとも長い全長4.76m(15.6ft)を誇り、外洋でのカヤックフィッシングをメインターゲットに

                開発。

                船体中央にはカヤックでは異例の容量約40ℓの本格的「イケス」を装備。

                このイケスを活用したカヤックフィッシングは一度体験するともう後には戻れません(笑)

                詳細はHPで〜https://bayromancekayaks.com/menu/527807

                 

                 

                「ヒラドシェーカー」

                 

                国産第3弾。WFK(ダブリューエフケー)宮崎にて生産されているフィッシングカヤック「ヒラドシェーカー」。

                「みんなで造るフィッシングカヤック」と題し、SNS等を通じてアイデアを公募しながら完成した1艇です。

                名前に「ヒラド」と付いているように発案は平戸カヤックス。

                長崎平戸と言えば、国内有数のフィッシング天国〜☆激しい潮流の中で美味しいお魚が育まれます♪

                そんな海況でも抜群の安定性能と想像を超えてくる機動力を持ち、確実に実力派のフィッシングカヤック。

                実際に乗ってみるとホント、安心の一言です♪

                弊社のコリン・アスリートでは不安〜だけど長すぎるのはご免〜という方に断然お勧めできるカヤックです☆

                  主な取扱店→平戸カヤックス http://www.hiradokayaks.com/

                  製造元→WFK宮崎 http://www.miyazaki.wfkayaks.com/index.html

                 

                 

                ぅ戰ぅ蹈泪鵐好ヤックス『コリン・アスリート』※画像はBRKオリジナルカラーアレンジ艇です。

                 

                国産第4弾は弊社「コリン・アスリート」です。

                ヒラドシェーカーとほぼ同時期に開発しリリースもほぼ同時。

                国産最大級のフィロソファー156に続いて登場したこのカヤックは「性能を殺さずにどこまでコンパクトに出来るか」とチャレンジした結果、

                GFRP素材中、最小サイズとなる全長3.22m(10.5ft)で完成。

                座面を可能な限り船底近くまで下げる事で低重心化。これによりサイズに見合わない高い安定性を実現しています。

                尖ったキール形状により波間での直進性も抜群。また、船内中央にはフィロソファー156譲りの「イケス」も装備可能♪

                詳しくはHPで〜https://bayromancekayaks.com/menu/527811

                 

                 

                JBカヤックス『485s』

                 

                国産第5弾はJB(ジェービー)カヤックスの「485s」。

                長年カヤックフィッシングを経験されてきた開発者の靄椹瓠

                開発に2年の歳月を費やして昨年(2017年4月)に待望の市販スタートとなった新鋭カヤックメーカー「JBカヤックス」。

                ラインナップ第1弾は全長4.85m(16ft)で、国内でのGFRP素材のフィッシングカヤックとして最長サイズ!

                それでいながら半機械化された工法(L-RTM)により驚きの重量25kgを実現! 

                シットオンカヤックのこれまでの定説をことごとく覆す驚愕の航行性能もしかり、

                シート後方には専用クラーボックスを装備するなど、カヤックフィッシングとしての装備も文句なし!

                まさに次世代のフィッシングカヤックと言える1艇です。

                販売は現在代理店を経由しないメーカー直販のみ。

                本拠地は長崎ですが全国に発送可能との事!国内の運送会社全般で長尺物のカヤック敬遠される中、これまたお見事ですネ♪

                 お問合せ先→J-BOYプロジェクト http://www.j-boy.co.jp/car/inquiry.html

                ユーチューブで動画も多数アップされています☆

                 ・試乗動画byBRK https://www.youtube.com/watch?v=4K-hgE-kF_0

                 ・JBkayaks https://www.youtube.com/watch?v=6MIpXXHq304

                 

                 

                以上〜☆

                 

                私自身カヤックを造る側なので、本来は自社製品以外についてあれこれ言う立場ではありません。

                しかし!それ以前にカヤックが大好き〜釣りが大好きな、だだのおっさんです(笑)

                なので今回は素直に「良いものは良い」と、得意なGFRP素材を中心にメーカーの枠に囚われずフィッシングカヤックをご紹介した次第です。

                今後はどんなカヤックが登場する!?

                楽しみですネ〜☆

                 

                ではまた次回、お会いしましょう〜♪

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                試作艇のその後☆【改良艇】
                category: 試作 | author: brk-blog17817
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                  JUGEMテーマ:kayak カヌー

                   

                  試作艇のその後〜パート3!

                   

                  気が付けばもう11月も終わり。今年も残りわずかですネ。。。

                   

                  さて!

                  前回の記事ではフィロソファー156の改造〜新規製作へと移行した流れを解説致しましたが、

                  あれから製作に入り、今日までに数回テスト走行も終えました。

                   

                  結論から言えば、かなりの高性能カヤックとなりました!

                   

                  ただ、全長が比較的長めなので、一般ウケするカヤックではないのかもしれません。

                  改めて新規製作したカヤックのスペックをご紹介します☆

                   

                  全長=4.66m(15.3ft) 最大幅=66僉ヾ粟重量24.5kg

                   

                  カテゴリーとしては一応シットオンカヤックで、デッキはカヤックフィッシングを意識した造りにしました。

                   

                  画像1.2 フィロソファー156改造艇と新規製作艇比較

                   

                  画像3新規製作艇

                   

                  画像4新規製作艇

                   

                  さて。

                  ではこのカヤックの特徴をいくつかご紹介します☆

                   

                  まずは最大幅66僂砲弔い董

                  シットオンカヤックにしては異様に狭いと思いますよネ!

                  普通に考えたらこの狭さで安定性が確保できるとは到底思えません。

                   

                  しかし!これが面白いことに、あり得ないほど安定しているのです!

                  その秘密は低重心!

                   

                  そもそもカヤックは、乗り手の座面位置が重心になり、そこを支点にして前後左右に揺れます。

                  通常のシットオンの場合、デッキ上に溜まる水を自然に排出するために水面(喫水線)よりも高い位置に

                  座面がくるように設計されている為、安定性を確保するために船体幅を広げる必要性が出てきます

                  要するに、構造自体が重心が高く不安定である為、幅が広いのです。

                   

                  「釣りをするなら幅の広い安定したカヤックが向いている」とよく言わますが、上記のような理由から考えると

                  納得ですネ。

                   

                  ですが、これとは反対に重心を低くできる場合、船体幅は狭くても十分安定性が得られます。

                  この原理を例えるならば、お椀の底にオモリを乗せた状態と同じで、いくら揺れても元に戻ろうとします。

                  これを「復元力」と言います。

                  この復元力が十分に備わっている場合に限り、カヤックの幅は狭くできるのです。

                  ほぼ船底に着座するツーリングタイプのシーカヤック(シットイン)の幅は狭いですよネ〜

                  ちなみに自分の所有しているシーカヤックは全長4.7mで幅は約60僂任喉

                   

                  また、船体幅が狭くできるという事は、カヤックにとって更に良いことがあります。

                  それは「スピード」

                   

                  またちょっとマニアックな話になりますが。。。ザックリと解説します。

                   

                  カヤックが前進するときの水抵抗は、前からの水に対して反発する力と横に押し広げようとする力が働きます。

                  平水で水に浸かった状態から上下にカヤックを動かした時に、

                  横方向に向かって波が発生する場所が水を横に押し広げようとしている部分です。

                  サーフスキーやシーカヤックのように船体幅が狭いカヤックはこの横方向への水抵抗を小さくできる為、

                  推進ロスが少なく速度が出しやすい(パドリングが軽い)が、

                  幅の広いカヤックは横方向への水抵抗に多くの推進力が奪われるため速度が出しにくく(パドリングが重く)なります。

                   

                  画像5 比較 サーフスキーとコリン(シットオン)

                   

                  前々からある持論ですが「フィッシングカヤックこそ総合的に高性能であるべき」なのです。

                   

                  なぜなら、竿は積むは〜クーラーBOXは積むは〜タックルも載せるは〜時には遥か沖まで出ていくは〜

                  ツーリングタイプのカヤックよりも確実にリスクが高い行動を毎回しているからです。

                   

                  もっと言えば「フィッシングカヤックはツーリングタイプのカヤックよりも高性能であって良いはずだ!」

                  。。。言ううだけはタダなので(笑)

                   

                  参考までに先日行ったテスト走行で、平水時の巡航速度は8/h台で、瞬間最高は12/hでした。

                  普段工場に籠ってばかりで年に10回もカヤックに乗らない自分ですらこの速度なので、

                  パドリングが上手な方ならもっと出るはずです(汗)

                   

                  忘れてました!

                  まだ試作艇なので表面が凸凹している状態でこの速度なので完成形はもっと出るでしょう!多分☆

                   

                   

                  では次に装備について説明します。

                  センターコンソール内は水密区画となり、水を張ればイケスとして使用可能です。

                  内容量は長手方向約80僉幅18僉高さ18僉※構造上変更する場合があるかもしれません。

                  バウには乗船した状態からアクセス可能なハッチを設け、今後の改良によりバウ内部のスペースをクーラーBOX代わりに使用できるようにトライします。

                  これにより後方のラゲージスペースは完全フリーとなり、丸ハッチだけ設置したり、ちょっとした荷物を乗せれるようにしたり、何も無しのフラットにも出来るようにします(35ℓくらいのクーラーBOXは乗せれるようにした方が良いかもしれませんネ♪)

                   

                  後方クーラーBOX搭載を無くし基本的にセンターコンソールのイケス、更にバウのクーラースペースを活かすその意図は?

                  沈しそうな体勢に極力ならないようにする為です。

                  カヤックの上で後ろを振り返る動作はバランスを崩しやすく、波の動きなどの周りの状況判断がしにくくなり非常に危険を伴います。

                  しかしながら、大半のフィッシングカヤックは後方にクーラーBOXを乗せる事を基本としているので、

                  振り返る動作は致し方ないのが現状です。

                   

                  これを何とかできないか?と考えて、

                  フィロソファー156やコリン・アスリートにてセンターコンソールのイケスを使用した釣りを提案してきました。

                  ※フィロソファー156は最大1mまでの青物系収納可能、コリン・アスリートは最大50僂泙如

                   

                  近場エリアの比較的小型の魚(特に根魚系)を対象とした釣りの場合、

                  クーラーBOXを積載することなく、もはやイケス無しのカヤックフィッシングは考えられないほどです。

                   

                  もうひとつ、イケスを使うメリットとして挙げられるのはサメ対策です。

                  魚の鮮度を保つために釣り上げて血抜きをして〆めますが、

                  サメは海中の僅かな血液成分を敏感に察知する能力があると言われていますので、

                  海上でこれを行うとサメが寄ってくることが十分考えられます。

                  イケスを使用した場合、釣り上げた魚を〆ることなく活かしたまま浜へ持ち帰る事も出来ます♪

                   

                  更に!

                  釣り上げて〆る必要が無いということは、手返し良く釣りが出来るということに繋がります♪

                  コリン・アスリートのテスター丸尾氏が各地でバシバシ釣果を上げている秘密!

                  実はココに一因があります☆ 

                   

                  参考までに〜イケスの動画をリンクしておきます〜☆

                  https://www.youtube.com/watch?v=yXK1BOqHHMk

                   

                   

                   

                  着座面は外部シートを使用せず座り心地の良い状態を目指しています(現状で外部シート無しでOK☆)

                  試作艇では高さの違う着座位置を2つ設けました。

                  子供と2人乗りすることを考えてこうしたのですが、ちょっと中途半端なので今後どうするか再検討します。

                   

                  次に、もっとも肝心なデッキ上の排水について説明します。

                  今回のカヤックは通常シットオンにあるような排水用の貫通ホール(セルフベイラー)は補助的な役割にとどめて、

                  メインの排水は機械式な方法で行います。

                  この方法はサーフスキーや、ディンギー(小型ヨット)などで既に使用されている機構で、

                  ある一定の速度で推進している場合に排水が可能になる仕組みです。

                  ※上記画像の座面前にある白い部分

                   

                  この部分はテスト走行では上手く機能せず、まだ完全には仕上がっておりませんが機構自体は確立しているものなので、

                  改良あるのみです☆

                  一方、止まっている時には排水できない仕組みなのでこのときは弁を閉じます。

                  そこで溜まってしまう場合にはコリン・アスリートと同様にビルジスポンジやビルジポンプを使用して対処します。

                   

                  ざっとこんなところです。

                  画像にあるラダーについてはテスト走行に向けて念のため設置しましたが、実際には無しで十分コントロール可能でした。

                   

                  最後に、

                  11月2日に外洋でテスト走行してきた模様の動画をユーチューブにUPしてありますのでリンクを張っておきます☆

                   

                  試作艇名称「エレメント 15.3」https://www.youtube.com/watch?v=adT9wVFK6uo&t=50s

                   

                  興味がございましたら覗いてみてください☆

                  動画で乗船しているのは弊社のテスターでもあるオーシャンアドベンチャー代表の三好氏です♪

                  遥々三重県までお越し頂きました!感謝!感謝です!

                   

                  今後は更にこのカヤックを改良し、性能に磨きをかけ、来年早々(3月ごろ)の完成を目指してまだまだ頑張ります。

                   

                  ちなみに、冒頭にも記載しましたが今回のカヤックは比較的長めの全長となります。

                  性能的にコリン・アスリートやフィロソファー156と競合しないか?とお考えの方がいましたらご安心下さい☆

                  それぞれまったく別物です☆

                   

                  弊社のラインナップとしては、第一に体格に見合ったカヤック、次に用途、使用状況に沿ったカヤックを揃えていきたいと考えています。

                  ☆身長〜175僂らい、体重80kg迄の方→コリン・アスリート

                  ☆175儖幣紊諒→フィロソファー156、そして今回のカヤック。

                  今回のカヤックは主に大柄な方を対象とし、使用状況は外洋での大物狙いを想定しています。

                  ※コリン・アスリートの対象となる体格の方でもフィロソファー156や今回のカヤックに乗ることはできますが、

                  オーバースペックのため体力を必要とし、性能を十分発揮できない可能性があります。

                  ちなみに〜

                  私の体格は身長168僉体重65kgですので、体格的、体力的にもコリン・アスリートがジャストフィットです☆

                  欲を言えば、コリンがもう少しスピードが出てくれたら尚面白いんですけどネ♪

                   

                  ダラダラと書き綴ってきましたが、こんな感じで試作艇その後☆【改良艇】の回は終わります☆

                   

                   

                  ご質問等ありましたら遠慮なくコメントをお寄せ下さい〜☆

                   

                  ではまた次回!

                   

                  comments(4) | - | PAGE TOP↑
                  試作艇のその後☆
                  category: 試作 | author: brk-blog17817
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                    JUGEMテーマ:kayak カヌー

                     

                    試作艇のお話パート2!

                     

                    前回の記事でフィロソファー156の船底をベースに改造したカヤックのお話をしましたが、

                    今回はその後のお話です。

                     

                    三河湾にてテスト走行を終えたあと、外洋でもテスト走行と実釣テスト(魚釣り)を行ってきました。

                     

                    見た目はシットオンでありながら、船底真上にどっかり座るという極限の低重心は、相変わらず抜群の安定性を

                    披露しました。

                    そして、フィロソファー譲りの長い全長とV字形状の船底は、あきれるほどの直進性がありました。

                     

                    上記の安定性に関してはまだまだ改良の余地はあるものの、今後の開発でも是非採用していきたい部分です。

                     

                    その他の部分に関しては「ん〜」「どうしましょう。。。」

                     

                    直進性に関して。

                    今回のカヤックの全長はフィロソファーと同じ4.76mなのですが、幅はフィロソファーより8cm小さくして68cm。

                    フィロより細身な船体となり、これによっても直進性が向上してます。

                    そこにV字形状の船底が合体したことで、とてつもなくまっすぐ進むのです。

                     

                    これは、フラットな水面の三河湾で初テストした時にはあまり気にならなかったのですが、

                    ラフな水面の外洋で乗った時にはプラスのイメージではなく、マイナスのイメージに変わってしまいました。

                    説明するのも難しいですが、カヤックの挙動が違うのです。

                     

                    船底全体が水中にしっかり入っている時はまぁまぁ良い感じなのですが、

                    波高は無くともちょっとしたウネリや波に乗った時にちょっとでも進路が変わると、その方向に向かって一直線!

                    進路修正がなかなか大変でした(汗)

                     

                    その後、テスターの丸尾氏にも試乗をお願いし、釣りを始めると更にこのカヤックの副作用が発覚しました。

                     

                     

                     

                    「ヒット!」

                    そういって獲物と格闘する丸尾氏。

                     

                    しばらくやり取りして無事にネットイン!

                    その後も数匹たて続けにヒットさせていました。

                     

                    「どうですか?」

                    そう問いかけると予想外の回答。

                    「コリンだったらもっと取り込みが楽ですね・・・」

                    え?????

                    「船が全然動いてくれないんですよ・・・」

                    どういううこと????????

                    「魚の動きに対してある程度カヤックも追従する方が釣りやすいと思いますよ」

                     

                    ははぁ。。。(汗)

                     

                    これは自分ではまず気付かない、釣り師である丸尾氏ならではの貴重な意見でした。

                     

                    こういうのがホントに大事です。

                     

                    その他の詳細は省略しますが、色々と検証した結果、ガチで使えるカヤックとしてはまだまだ未完といった感じでした。

                     

                    更に別の日にはツアーガイドも務めるプロカヤッカーの方にも試乗をお願いして検証して頂きました。

                    その結果、やはり同じ感想でした。

                     

                    さて・・・どうするか。

                     

                    そもそもフィロソファー船底ベースでの改造なので、いじれる幅(改良)が限られます。

                    そこにきて船底形状に難ありという状況・・・

                    恐らく、一から製作した方が理想に近いカタチにできるのは間違いない。

                    しかし、コリンのバックオーダーを抱えている状況で新作を造っている時間的余裕はない。。。

                    やはり改造か・・・

                     

                    そして、生産の合間を縫って数日間更に改良を施しました。

                     

                    まずはフットブレス周辺の窮屈感を改善〜

                     

                     

                     

                    以前より外側に3cmずつ広くしました。

                     

                    そしていよいよ船底形状にメスを入れます。

                     

                     

                     

                     

                    左右のバランスをみながらパテを盛っては削り、盛っては削り。。。

                     

                     

                    されど、左右のバランスだけでなく、前後(長さ方向)のバランスがなかなか上手くいかない。。。

                     

                    そして更にパテ、パテ、パテ。。。

                     

                     

                    こんな感じかなぁ〜と落ち着いた頃、ふとカヤックのトータル重量が気になってカヤックを持ち上げてみると・・・

                     

                    ・・・持てない。

                     

                    大きく形状変更したバウ(船首)が異様に重くなってしまいバランスが取れず持ち上げる事すらままならなず、もう浮かべれる状況ではなくなってしまった。

                     

                     

                    さてさて、いよいよどうするか・・・

                     

                     

                    やるか。

                     

                    いちから造り直し。

                     

                     

                     

                    と、言うわけで、ようやく観念して新規製作に取り掛かりました(汗)

                     

                     

                    改造艇の「改良」艇。

                     

                     

                    薄々こうなる予感はしていましたが。。。

                     

                     

                    改良艇の全長はサイドのアウトラインを見直して改造艇よりマイナス10cm、幅は68cmでオーバーすぎる安定性があったのでマイナス2cmの66cmとしました。

                     

                    そしてやりだすと止まらない「造りたい発作」が再び始まってまたまた睡眠不足の日々。。。

                     

                     

                    それから格闘する事、約2週間。

                     

                    予定通りであれば10月29日はシーカヤックマラソン当日、改良艇で出場!

                     

                    しかし。

                    肝心のマラソン大会が台風22号の接近に伴って中止となりました。。。(泣)

                     

                    相手は台風。

                    こればっかりは致し方ないです。

                     

                    とりあえず寝不足続きの体調不良を戻しながら、ぼちぼち造り込む事としました☆

                     

                     

                     

                    今回はこれにて!

                     

                     

                    ではまた次回!とりあえずテスト走行完了〜の模様をお伝えします〜☆

                     

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                    試作艇のお話☆
                    category: 試作 | author: brk-blog17817
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                      JUGEMテーマ:kayak カヌー

                       

                      皆さん こんにちは!

                       

                      さて今年も早いものでもう9月も半ばを過ぎました〜

                      夏の暑さにオサラバしてカヤッキングのベストシーズン到来!ですネ~♪

                       

                      さてさて今回は、現在試作中のカヤックに関する記事です。

                       

                      BRKの次期モデルに採用するかも!???的な諸々のアイデアを実際に造って乗ってみて検証しよう!という内容です。

                       

                      なので、

                      今回ここに登場するカヤックは、あくまでも試作艇です。

                      この点にご留意して読み進めてくださいm(__)m

                       

                       

                      新規でカヤックを造る際には「何をしたいのか」「どんなスタイルにしたいのか」など、当然ながら動機があります。

                       

                      BRKでは毎回決まった動機(キーワード)『もっと速く』『もっと安全に』を掲げて、

                      それを更に加速させる為にいつもチャレンジしています☆

                       

                      しかし目指すところが同じでもフィロソファー156とコリンアスリートがまったく違うタイプであるように、

                      出来上がる形は様々です。

                       

                      これは目的に対してのアプローチの仕方が違うという事になります。

                       

                      そして今回、フィロ〜コリン〜と、造ってきたからこそ浮かんだアイデアを沢山盛り込みながら、

                      今までとは違ったアプローチでどんなカヤックが出来るのか?を検証します。

                       

                      今回の製作には、フィロソファー156の初号艇を改造して新たに1艇生み出します。

                       

                      船底形状を活かし、長さはそのままに、幅と高さをちょっといじって、これにコリンで採用している低重心構造を合体させます。

                       

                      見た目はちょっとコリンっぽい感じです☆

                       

                       

                       

                      とりあえず機能を果たすように造っているので美観にはこだわらず。。。

                      ですが、せっかくなのでパッと見で少しでも見栄えがする様に表面の凸凹は塗装でごまかしています(笑)

                       

                      船体はフィロソファー156を継承し全長は4.76m、最大幅は70cm以下にチャレンジして68cmです。

                       

                      重量が難点(汗)の31kg。。。

                      発泡体を使っての削り出し改造は、やっぱり重くなってしまいます。。。

                       

                      サイドビューはこんな感じ。

                       

                      バウ(船首)付近には高さがあり、スタン(船尾)付近は比較的ペタッとした船底形状です。

                       

                       

                      上から見た全体像はこちら

                       

                      それでは、ザーッと説明します☆

                       

                      〆駄夢愀

                      座面は船底にべったりの超低位置、フットペダルの位置も同じくらい低いので、この部分はシットオンじゃなくてシットインと同じ造りです。

                      メイン座面の後ろにもう一つある座面はチビっ子用シートです☆

                      これまたせっかくなので、小さなお子さんも一緒に乗せて遊べたらイイなぁ〜と言う、家族サービスも考慮した造りこみです♪

                       

                      ▲薀押璽献好據璽

                      シート後方のデッキはフタ付のラゲージスペースがあり、内部はそのままクーラーBOXとして使えるように造ってみました。

                       

                      センターハッチ類

                       

                      シートの前方には2つのハッチがあり、シートに近い方のハッチ内には独立した水密区画があり、注水するとイケスになります。

                      ちなみに、内部のサイズは奥行80僉幅19僉高さは18僂婆27ℓの容量を持ち、内壁とハッチには発泡体を備えるのでクーラーBOXとしての機能も備えます♪

                       

                      前方のハッチはバウデッキ内部につながっており、パドルやロッドなどの長尺物が入ります。

                       

                       

                       

                      一般的なバウハッチを採用した場合、カヤック乗船中には開ける事が出来ませんが、

                      この方法だと乗船中にも簡単にアクセス可能となり、見た目もスッキリなので一石二鳥です♪

                       

                       

                      で喊綛渋

                      座面位置とフットペダル付近の位置は確実に水面より低いので、自然排水するスカッパーホールは設置できません。

                      なので、新しい排水方法を採用しました。使えるかどうかは今回検証します。

                       

                      ザーッとこんな感じです。

                       

                       

                      では早速!試乗してみましょう〜♪

                       

                       

                       

                      今回の試作で一番気になったのが浮力バランスです。

                      一から作り上げる場合は計算上ある程度予測できますが、改造の場合は実際に浮かべるまでどうなるか、正直不安がありました。

                      ですが、こうして浮かべてみて一安心♪

                      バウ側が浮かび過ぎているように見えますが、これは想定の範囲内です♪

                      バウの幅は狭く切り立っているので乗船して荷重負荷が掛かると、スタンより先にバウが沈むので全体的に水平を保つようになります。

                       

                      ではいざ!大海原へ〜!

                       

                      意気込みに反してこの日はビックリするほどベタな凪でした。。。

                       

                       

                      先ずは安定性の確認。

                      船底形状によってカヤックの安定性は変わってきますが、

                      今回の試作艇は、きつ目のVボトムを採用しているフィロソファー156の船底形状を受け継いでいるので、基本的には止まっている状態でも左右にゆらゆら〜と揺れるはずです。

                      更にはシットオンの船体幅としては異例の狭さの68僂靴ないので尚更どうなることやら。。。

                       

                      しかし!!!!!

                       

                      横乗りも普通にルアーをフルキャスト出来そうなくらい超〜ド級の安定性を披露してくれました☆

                       

                      考えてみたらこのカヤックは、見た目こそシットオンですけど基本的な重心の構造はシットインなのです。

                      逆に、

                      シットインで最大幅68僂塙佑直してみたら、そりゃ〜安定していて当然だ。と思えます。

                      もっとわかりやすく例えると、

                      全長5m弱で最大幅68僂離掘璽ヤックに乗ってると考えたら「どんだけ安定してるんだ」と言うことですネ(笑)

                       

                       

                      そして、この安定性に更に追い打ちを掛ける装備が「イケス」です。

                      船底に貫通しているプラグを緩めると一気に注水開始します。

                       

                       

                       

                      注水可能なスペースは800×180×190()。船体中央の一番深いところに約27ℓの水が追加されました。

                       

                      この注水によって更に得られた安定性は、もはや水上の物ではなく「地面」的な印象を受けます。

                       

                       

                      次に、排水構造について検証します。

                      先にご説明したように座面と足元は極端に低く、完全に水面下に位置するので自然排水は物理的に無理です。

                      座面に溜まる水はコリンと同様に座面前の一番低いホールに流れ込むようになっているので少量であればビルジスポンジで吸収して船外に排出し、量が多ければビルジポンプを使用します。

                      では足元に溜まる水はどうやって排出するのか?

                      これについては相当悩み、新構造を考案して今回採用しています。

                      今回のテストではこれでとりあえずは何とか対処できました。

                      ですが、まだ改良の余地が十分ありますので公表は控えさせてくださいm(__)m

                       

                      ちなみに船底側はこんな感じで、スカッパーホールは無く、イケス貫通ホールと魚探振動子専用ホールの2つしかありません。

                       

                       

                      船底側だけみると本当にシーカヤックですネ(笑)

                       

                       

                      では続いて、パドリング時はどうか?

                       

                      本来ならば風の影響、波の影響なども検証したいところですが、あいにくこの日は超ベタ凪です。。。

                      とりあえずこの状況下で直進性、旋回性能、巡航速度、トップスピードを検証します。

                       

                      450

                       

                      当然ながら全長4.76mの船体は直進性抜群で、船体幅が比較的細い為もあり漕ぎ出しは軽く、トップスピードに達するまでストレスなく一気に加速する感じでした。

                       

                      あくまで参考ですが、この日のトップスピードは下げ潮に乗りながらのGPS測定で11.8/h、

                      巡航速度は私自身が無理なく漕いだ場合でおよそ8/h〜8.5/hの間でした。

                      これについては10.5ftのコリンでも狙えない数値ではなので、

                      全長を加味するともう少し伸びるハズだと思っていただけに、ちょっと残念でした。

                       

                      総重量を抑える事と共に、この速度の件は今後の重要課題ですネ♪

                       

                      回転性能に関しては船体的な特徴から直進性が良い反面、小回りが効きません。

                      しかし、ここの部分は直進性や航行速度、安定性にも大きく影響するところなので、慎重な検討が必要です。

                      こんなカヤックでも旋回については操船技術によってカバーできるところも多々あります。

                      今回のカヤックもしっかりリーンをかけてやるとグイ〜ンと良く曲がってくれます♪

                      フィロソファーベースの船底形状はチャインの張り出しがしっかりしているので高度な技術が無くても割と簡単にリーンが掛けれるメリットがあります☆

                      また、リーン以外の操船技術では「スタンラダー」がとっても効果的です。

                       

                       

                      以上、今回はこの辺りでおしまいです。

                       

                      今後は外洋にも持っていき、ウネリや風の影響も検証したいと思います。

                      フィロソファー156の船底形状をベースにしているのはその為でもありますので〜♪

                       

                      そして、

                      すべての検証を終えたあと、その先の展開はまたその時に、新たに模索する事となるでしょう。

                       

                      今回は試作艇ですが、それでもやればやるほどに奥が深いカヤック造りを堪能しました☆

                      まだまだ終着点には程遠い感じですが、

                      こうやって試行錯誤を繰り返しながら、より安全でよりエキサイティングなカヤックが作れたら良いなぁと思います。

                       

                      それでは〜また次回!

                       

                       

                       

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